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山の手入れの大切さ

こんにちは。事務局 釜中です。

先日、仕事から帰って何気なくテレビをつけると興味深い番組がやっていました。

NNNのドキュメント番組で「シダレザクラの教え」というタイトルで内容は、昨年7月に長野県を襲った豪雨により起こった土砂崩れについてでした。(下記URL)

http://www.tsb.co.jp/bangumi/library/070916.html
                   

この土砂崩れで8人の方が亡くなったそうです。

ただ、これが自然災害だからしょうがないという訳ではありませんでした。

同じ集中豪雨をうけた隣の諏訪市では土砂災害は起きていません。原因のひとつに山の手入れが行き届いていなかったという事実があります。

土砂がおきた岡谷市の山は戦後植林された杉、桧など針葉樹が多く、広葉樹はわずかだったそうです。その上、枝打ちや間伐などの手入れはあまりされていなくて養分が充分に行き届いていませんでした。
そんな山に生えたカラマツは根の抵抗力が5トンしかなかったそうです。
通常のカラマツは6トン程度の抵抗力があり、間伐がしっかりとされている諏訪市の山のカラマツは7トンもあり、年輪も岡谷市のものに比べ大きく立派なものでした。

間伐をしてしっかりと養分を吸い、たくましく育った木が岡谷市の山にたくさん生えていたらもしかすると、ここまで大きな被害は起こっていなかったかもしれません。

亡くなった方の中に間伐など山の手入れをしていた方がいらっしゃったそうです。
その方はボランティアで作業をしていたそうですが、人手が足りず嘆いていたそうです。
事故の当日、山のことが心配で山に入りそのまま帰らぬ人となってしまいました。

企業など大きい会社が、寄付で植林などをして、会社のエライサンがはいポーズで苗を植えているのをたまに見ます。
新しく樹木を植えるのも大切なことですが、同時に今ある森をキチンと手入れするのが大事な気がします。
何も知らない人が山の木を切ると聞くと、「自然破壊ちゃうの?」「新しい木を植えた方はいいやろ?」って思うかもしれませんし、イメージ的にも「植林」と「間伐」ではそりゃ植える方が良いでしょう。

しかし、このまま日本の山を放置しけると同じような災害がきっとまた起こるはずです。
採算があわず林業を生業とする人がどんどん減っていく中で、現状を理解した企業などが山の手入れや、間伐材の利用に協力してくれれば少しは良くなるかも、、、

でも他人まかせはよくないな。
ナレーションの中で「山が悲鳴をあげ、やがて牙をむく前に山を救おう。」とありました。
自分でできることを小さいことでもいいからしていこうと考えさせられる番組でした。



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コメント

僕は見てませんが興味深い番組があったんですね。
再放送に期待しましょう〜。

山を守れという人は多いですが、
今の日本の経済システム(政策)はその反対を行っているので難しいですね。

山を守るのも地球温暖化防止も、炭や薪を使えるエネルギー体系を取り戻すことしかありません。そうすれば、都会と山が繋がります。
そうすれば、密閉度だけの寂しい家、
断熱材に頼ってしまう自分よがりの家から解放されます。
薪ストーブ、囲炉裏の知恵を超えるハイテクはないと思います。

偉そうなことを言ってますが、
それしかないな〜と思う今日この頃です。

投稿: ウッドマン | 2007年9月19日 (水) 19:28

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