サグラダファミリアの真実
サポーターの木津田です。
アントニオ・ガウディという学生の頃から好きな建築家がいる。
バルセロナにサグラダファミリア教会の他、グエル公園、集合住宅であるカサ・ミラなど、曲線の多い独特の様相をした建築物の設計を行っている。
中でも、サグラダファミリア教会は、20世紀初頭から未だ建築中という建物である。
私がガウディを知ったのは、まだ建築学科の大学生の頃である。その独特の建物形状から際物扱いされていたが、私はなぜか非常に惹かれるものを感じていた。その形態が単に、奇抜なものをつくるという目的ではなく、自然の形態を模倣することや、物理的な力の流れを表した形状であることを知ると、単なる奇抜な目立ち屋ではないことが理解できる。
例えば、サグラダファミリアの柱はまっすぐではない。自然界では、直角に力を伝達するような接点はほぼ存在していない。これらの柱は、樹木の枝のように上部に行くに従い分かれている。
最近「サグラダファミリアの真実」というDVDがあることを偶然知った。特に大手でもない(ほとんど個人商店のような)Rolling Companyという会社から出版されたものである。
個人の趣味が高じてDVDを造ったのかと思いながらも、発売記念特価という文字に誘われて購入してみた。
しかし、これが実は良くできたDVDであった。
サグラダファミリアの各面には、キリストの生誕の門、受難の門に沿った彫刻が飾られており、その一体一体についての説明やガウディやその意志を引き継いだ建築主任、彫刻家らの思いが語られている。また建物内の彫刻についても、ガウディが生きていた頃(スペイン市民戦争当時)の世相を反映する彫刻もある。
私がバルセロナを訪れて、サグラダファミリアにたどり着いたのは1991年と既に17年が過ぎている。その間に建築は進み、当時生誕の門の尖塔4本しか目立たなかったが、現在では中央の大聖堂も完成しつつある。ぜひ、もう一度訪れてみたと感じた。
また1991年に訪れた時にも感じたが、近年数十年で取り壊される建物が多い中、建設期間だけで何十年もかけているサグラダファミリア教会は、正に生きている建物ではないかとも感じた。ちなみに完成は2256年頃と言われている。
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