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地鎮祭

こんにちは。
事務局 釜中悠至です。

本日4月29日は「昭和の日」
今日からゴールデンウィークの方も多いんじゃないでしょうか。
とてもいいお天気ですしおでかけ日和ですね。

私は午前中から地鎮祭に参加してきました。

式を執り行っていただいたのは生國魂神社さんです。
事務局の近所にある由緒ただしい神社で「いくたまさん」と呼ばれ親しまれています。

いい家塾では、地鎮祭を執り行う際、できるだけいくたまさんにお願いするようにしています。理由のひとつは、いくたまさんに「家造祖神社(やづくりみおやじんじゃ)」というお社があるからなんです。日本で唯一の家造りの神様で、豊臣秀吉が大阪城建築の際に創った神社とのことです。

地鎮祭では建築現場に行く前に関係者がいくたまさんに集まって本殿と家造祖神社にお参りします。

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【家造祖神社】
権禰宜の小松さんから神社の由緒を説明していただきました。
建築だけではなく、家内安全のご利益があるそうです。
お施主さんご夫妻と娘さん夫婦、お孫さんも参列しくださいました。


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【地鎮祭】
現地に移動して地鎮祭です。
地鎮祭が行われるようになったのは藤原時代とのこと。
「とこしずめのまつり」とも言われます。
神道の考えでは日本の国土はすべて神様のもので、その土地に家を建てる時には神様に祈願します。いくたまさんにはいつも丁寧にわかりやすく執り行っていただいてます。

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【大阪平野一望!!】
今回の建築現場の最寄り駅は瓢箪山駅で、徒歩20分ぐらい生駒山の方に上がったところにあります。そして現場から歩いてすぐのところに大阪平野を一望できるスポットが!
良い景色!
はるか昔は海(河内湾)だったそうです。

これから家造りが始まります。
お施主さま、今日は本当におめでとうございます。
いい家が出来上がるのが楽しみですね。

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実習編 日本民家集落博物館

こんにちは。釜中悠至です。

4月24日(日)いい家塾の14期 第3講が開催されました。
今回は実習編として豊中市の服部緑地公園にある「日本民家集落博物館」に行ってきました。前日まで雨が降っており、天気が不安でしたが当日は雨も止み良いお天気でした。

会場の説明を少し。
ここは、日本各地の代表的な古民家を移築復元し、関連民具と合わせて展示する博物館。1956年(昭和31年)に日本で最初に設置された野外博物館です。施設内には17世紀〜19世紀に建築された12棟の民家が復元されています。

(日本民家集落博物館)
http://www.occh.or.jp/minka/institution.html

いい家塾では過去に2回、同じように実習編としてここに訪れています。
いずれも参加された方から好評で、今回も楽しみにされていた方が多数いらっしゃいました。

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【入り口:河内布施(大阪府)の長屋門】
いきなりいい雰囲気です。
18世紀中頃の建築。
寄贈者は、「塩爺」の愛称で有名な元衆議院議員 塩川正十郎さんです。

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【飛騨白川の民家前で】
今回はボランティアガイドの高田さんが館内を案内してくださいました。
2時間の説明でしたが、建築のことはもちろん、各地の風土や風習なども丁寧にお話してくださり、アンケートには「思いもかけず民俗学の勉強にもなった」
と書いてくださる方もいました。
ほんとうにありがとうございます。

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【いろりを囲んで】
古民家の維持にも欠かせないいろりです。
煙が茅葺き屋根の防虫、防腐対策になります。
最近は火を見る機会が少なくなりました。
昔は家庭の中心に火があって、そこに家族みんなが集まってたんですよね。
参加した子供も良い経験になったと思います。

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【大和十津川の民家】
1823年建築の民家です。
この建物、サポーターの山本啓二さんの故郷三重県熊野の建物とそっくりなんだそうです。軒の下にある板は風雨対策とのこと。
いろいろと考えて建築されているんですね。

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【受講中!】
最後はカルチュア服部という施設内の貸会議室を借りて講義です。
塾長のアイスブレーキング、山本啓二さん、吉田公彦さんの講義と続きます。

最後まで皆さん真剣に話を聞いてくれます。
スタッフとして、こんな嬉しいことはありません。

さてこの博物館は、大阪にいながら2つの普段では体験できない大きな広がりをもってます。

ひとつは、地域としての考え方。
建築物にはその地域の特性が顕著にあらわれます。
気候や建築資材、どんな仕事で生計を立てているのか。
実際に現地に行かないとわからないことも多いですが、ここでは民家をとおしてその片鱗にふれることができます。

ふたつめは、時間軸の考え方。
300年前の建物が元気な姿で残ってます。
服部緑地は周りに高い建物も少なく、緑が豊富です。
なので何となくタイムスリップしたような感覚になります。
(バーベキューの匂いと、野外音楽堂の音楽は少し気になりますが・・・)

同じような建物を建てるのは法律上や資材の調達など難しい面がありますが、現代の生活スタイルに合わせた家を建てるのにも非常に参考になることが多いです。

ここにある建物は有力者やお金持ちの人の建物が多いので、これから家を新築する人や、今ある家を改修して住まれる方にとって規模が少し違うかもしれません。
ですが、戦後の住宅不足の時代と違って、今は一応は、建物は足りている状態です。
そんな状況で家を建てるんですから、やっぱり短命な住宅ではなく、長期間住み繋げる家を建築してほしいな、と感じてます。

50年以上経てば(登録)文化財の用件をみたすんです。
そんな素敵な家を造ってください。

ちょっと脱線しましたが、33名の参加者で、無事にイベントを終了できました。
ご協力いただいた博物館関係者のみなさん、参加者のみなさんどうもありがとうございました。スタッフの方もお疲れさまでした!

次回のいい家塾は、5月22日(日)11:30〜 
会場は「大阪市立住まい情報センタ−」です。

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小さな巨人「水谷ペイント」

いい家塾 塾長 釜中 明

4月12日、水谷ペイント㈱本社工場を「いい家塾」の関係者17名で訪問した。なんとも実りの多い見学会でしたのでレポートします。
ご縁は、昨年当塾が受注したN分譲マンションの大規模改修コンサルティングでした。その外壁塗装工事で採用した塗料が水谷ペイント社製の「ナノコンポジットW」でした。産官学共同開発で15年の研究の結果開発されたのです。ナノテクノロジーが環境対応と機能性を両立させた画期的な壁用塗料で、特許取得もされ「井上春成賞」受賞という大変優れものでした。
工事完了時、住民の皆さんが慰労会を開いてくださり、落合雅治理事長初め感謝の言葉を頂戴しました。
主な要因は、劣化診断から始まり最適な改修工事をしたことや、使用した塗料が大変好評だったのです。

さらに昨年末、産官学共同で「バイオマスR」という屋根用塗料の完成発表会にお招き頂きました。文字通り原材料は「生物資源の固まりで有機性の廃棄物」です。いわゆる「植物由来の資源」から誕生した画期的な塗料が完成したのです。
世の中の塗料のほとんどが石油化学製品から出来ています。石油由来は、人体に大きな負荷をかけるVOC(揮発性有機化合物)を発散させます。これがシックハウスの原因物質であり、シックハウス症候群や70万人以上といわれる化学物質過敏症で多くの人を苦しめているは周知の通りです。

私はこの素晴らしい画期的な商品の製造現場を見たい、そしてこれを造る人たちに会いたいと思い立ち仲間と訪問したのです。
第1部は工場見学とプレゼンテーション、2部はトークセッションというプログラムを組みました。
当日は水谷成彦社長初め10名の幹部社員が対応してくださいました。工場見学ではマル秘の現場も特別に見せていただきました。主要商品のプレゼンテーションでは上記2商品の開発技術担当者から 開発経緯を聞きました。とても真似の出来ない化学技術者のひたむきな情熱に感動を覚えました。

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【トークセッションの様子】

来年創業90年を迎える水谷ペイントは、創業者以来塗料製造一筋に取り組んでこられたそうです。特に先進のテクノロジーを導入して、革新的な商品開発に特化してこられたとお見受けしました。長寿の秘訣がこのへんにもありそうです。
場内は、塗料メーカー独特の刺激臭を予想していたのですがほとんど感じなかった。水谷社長に質してみると、15年前に地域との協調を考えISO認証を取得し、周辺住民から臭わない工場だと喜んでもらっているそうです。

続いて両者のトークセッションを当塾が担当し、私のコーディネートで進行しました。
私の周りで「水谷ペイント」の名前を知っている人は皆無に近い。長い社歴と画期的な商品力がありながら知名度が低いのです。
冒頭、認知されていないのはなぜですか?と社長につっこみを入れたところ、「当社は業界30位なので知名度も低いのです。マスコミでコマーシャルや宣伝もしないからかア~・・・・・」と、困らせてしまいました。

塗料も多くの用途があるのですが、水谷ペイントは建築用塗料に特化しており、販売代理店が販売先ということでした。アサヒペイントのように、家庭用塗料なら直接消費者に販売するためCMも必要なのでしょう。

次に、シックハウスの事例やシックハウス症候群の苦しみなどを問題提起しました。私は「子供受難時代」だと指摘して、13万人の不登校の児童生徒の多くがシックハウスやシックスクールが原因で、シックハウス症候群や化学物質過敏症になり学校へ行きたくても行けない現実を訴えました。
人間の心身に大きなダメージを与える商品を排出することは許されません。企業も行政もこの責任を問われなければならないのにまったく野放しです。アスベストも遅まきながらようやく退場処分になりました。命と健康をけずる物は淘汰されるのは明白です。

私はVOC発生源の石油由来の建材や塗料、接着剤などの製品は近々販売できなくなると明言いたしました。
当塾は常に安全、安心、快適を基本に「いい家」造りのために、活動を続けてきました。対策として先ず自己防衛のために「良品と悪品」を峻別できる賢明な消費者を輩出する「いい家塾」の講座をはじめたのです。健全な消費活動が行政や住宅産業界を正しい方向に転換させるのです。

ようやく強い味方が現れました。まさに正義の味方です。植物由来の塗料の開発に成功した水谷ペイントさんに感謝と共に、今後もっと多くの人々に認知してもらう活動を期待してやみません。私は最後にバイオマスRの技術をもっと進化させて、業界30位から世界のパイオニアになって欲しいと期待を表明しました。宝石も世に出て初めて宝物になります。

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【水谷社長と】

久しぶりに本物に会えた気分になり興奮しました。私たちも応援します。と最後はエールで閉めました。
「大阪に水谷ペイントという小さな巨人が存在した」わくわくしながらの帰路、神崎川に満開の桜が「花笑み」でした。

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エコリフォームPRO

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 エコリフォームコンソーシアムが主催するエコリフォームPROの認定試験がありました。

 リフォームにも省エネを取り入れようと言うことで、省エネの知識とリフォームの知識の両方を持つ優良な工務店や設計事務所を認定しようと言う制度です。環境省がバックアップしている事業です。

 先に丸一日かけての講習会があり、その内容をテキスト持ち込みで試験をします。試験会場となった近畿大学には1,000名近い受験者が集まっていました。この手の試験は、受ければ合格という感じのものが多いのですが、問題も難しく、かつ時間も短いと言う結構難しい試験でした。

 合格ラインは80点だったようですが、合格率は30%と厳しいものだったそうです。胡桃設計では、私の所員の中野が受験しましたが、二人とも合格させていただきました。

 漠然とした省エネに関する知識を定量的にきちんと理解するのは結構難しいものですが、がんばって勉強しましょう。ちょうど良いテキストに「省エネ・エコ住宅 設計究極マニュアル」エクスナレッジ発行があります。胡桃設計で設計した「いい家塾」でプロデュースしたM邸も掲載されています。

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