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実習編 日本民家集落博物館

こんにちは。釜中悠至です。

4月24日(日)いい家塾の14期 第3講が開催されました。
今回は実習編として豊中市の服部緑地公園にある「日本民家集落博物館」に行ってきました。前日まで雨が降っており、天気が不安でしたが当日は雨も止み良いお天気でした。

会場の説明を少し。
ここは、日本各地の代表的な古民家を移築復元し、関連民具と合わせて展示する博物館。1956年(昭和31年)に日本で最初に設置された野外博物館です。施設内には17世紀〜19世紀に建築された12棟の民家が復元されています。

(日本民家集落博物館)
http://www.occh.or.jp/minka/institution.html

いい家塾では過去に2回、同じように実習編としてここに訪れています。
いずれも参加された方から好評で、今回も楽しみにされていた方が多数いらっしゃいました。

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【入り口:河内布施(大阪府)の長屋門】
いきなりいい雰囲気です。
18世紀中頃の建築。
寄贈者は、「塩爺」の愛称で有名な元衆議院議員 塩川正十郎さんです。

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【飛騨白川の民家前で】
今回はボランティアガイドの高田さんが館内を案内してくださいました。
2時間の説明でしたが、建築のことはもちろん、各地の風土や風習なども丁寧にお話してくださり、アンケートには「思いもかけず民俗学の勉強にもなった」
と書いてくださる方もいました。
ほんとうにありがとうございます。

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【いろりを囲んで】
古民家の維持にも欠かせないいろりです。
煙が茅葺き屋根の防虫、防腐対策になります。
最近は火を見る機会が少なくなりました。
昔は家庭の中心に火があって、そこに家族みんなが集まってたんですよね。
参加した子供も良い経験になったと思います。

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【大和十津川の民家】
1823年建築の民家です。
この建物、サポーターの山本啓二さんの故郷三重県熊野の建物とそっくりなんだそうです。軒の下にある板は風雨対策とのこと。
いろいろと考えて建築されているんですね。

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【受講中!】
最後はカルチュア服部という施設内の貸会議室を借りて講義です。
塾長のアイスブレーキング、山本啓二さん、吉田公彦さんの講義と続きます。

最後まで皆さん真剣に話を聞いてくれます。
スタッフとして、こんな嬉しいことはありません。

さてこの博物館は、大阪にいながら2つの普段では体験できない大きな広がりをもってます。

ひとつは、地域としての考え方。
建築物にはその地域の特性が顕著にあらわれます。
気候や建築資材、どんな仕事で生計を立てているのか。
実際に現地に行かないとわからないことも多いですが、ここでは民家をとおしてその片鱗にふれることができます。

ふたつめは、時間軸の考え方。
300年前の建物が元気な姿で残ってます。
服部緑地は周りに高い建物も少なく、緑が豊富です。
なので何となくタイムスリップしたような感覚になります。
(バーベキューの匂いと、野外音楽堂の音楽は少し気になりますが・・・)

同じような建物を建てるのは法律上や資材の調達など難しい面がありますが、現代の生活スタイルに合わせた家を建てるのにも非常に参考になることが多いです。

ここにある建物は有力者やお金持ちの人の建物が多いので、これから家を新築する人や、今ある家を改修して住まれる方にとって規模が少し違うかもしれません。
ですが、戦後の住宅不足の時代と違って、今は一応は、建物は足りている状態です。
そんな状況で家を建てるんですから、やっぱり短命な住宅ではなく、長期間住み繋げる家を建築してほしいな、と感じてます。

50年以上経てば(登録)文化財の用件をみたすんです。
そんな素敵な家を造ってください。

ちょっと脱線しましたが、33名の参加者で、無事にイベントを終了できました。
ご協力いただいた博物館関係者のみなさん、参加者のみなさんどうもありがとうございました。スタッフの方もお疲れさまでした!

次回のいい家塾は、5月22日(日)11:30〜 
会場は「大阪市立住まい情報センタ−」です。

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