エコリフォームPRO

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 エコリフォームコンソーシアムが主催するエコリフォームPROの認定試験がありました。

 リフォームにも省エネを取り入れようと言うことで、省エネの知識とリフォームの知識の両方を持つ優良な工務店や設計事務所を認定しようと言う制度です。環境省がバックアップしている事業です。

 先に丸一日かけての講習会があり、その内容をテキスト持ち込みで試験をします。試験会場となった近畿大学には1,000名近い受験者が集まっていました。この手の試験は、受ければ合格という感じのものが多いのですが、問題も難しく、かつ時間も短いと言う結構難しい試験でした。

 合格ラインは80点だったようですが、合格率は30%と厳しいものだったそうです。胡桃設計では、私の所員の中野が受験しましたが、二人とも合格させていただきました。

 漠然とした省エネに関する知識を定量的にきちんと理解するのは結構難しいものですが、がんばって勉強しましょう。ちょうど良いテキストに「省エネ・エコ住宅 設計究極マニュアル」エクスナレッジ発行があります。胡桃設計で設計した「いい家塾」でプロデュースしたM邸も掲載されています。

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エコリフォーム研究会

 皆さんこんにちは、木津田です。

 一昨年、昨年と受講した大阪経済大学の「地域に開かれた体験型環境・まちづくり教育」の一貫で開催された「エコリフォーム研究会」について報告します。

 「エコリフォーム研究会」では、既存の建物についてのエコ改修の手法を、海外の事例や最新の技術を含めて、それぞれの分野でトップクラスの大学教授、企業の技術者が講師になり、実際の建物の見学も含めて年間5回の講義のあと、課題がだされるという試みです。

 一昨年は学校の校舎のエコ改修、昨年は既存の住宅のエコ改修が課題として選定されました。

 私はその両方に提出したのですが、一昨年は「優秀賞」、昨年は「最優秀賞」をいただきました。住宅に関するエコ対策については、ずっと以前から興味があり、自分なりにも勉強や技術習得をしていたのですが、一定の評価をいただきよろこんでいます。

 以下のホームページで、課題を見ることができますので、また一度ご覧下さい。

大阪経済大学「地域に開かれた体験型環境・まちづくり教育」

活動報告

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最近のニュースから

 トヨタの経常利益が1500億円から500億円に減るそうだ。総売上は23兆円あったのが21.5兆円に減ったのが原因だそうだが、元々の利益率は2.4%程度だったということになる。売上げ高が大きいので、儲かっているように見えていただけかも知れない。

 21.5兆円で500億円の利益なら、利益率はさらに悪く0.23%でしかない。そんな中で、事業拡大を続け売り上げも伸ばしていたのだから、凄いのか、危ないのか、際どい話だと思う。

 それもこれも、発端はサブプライムローンの破綻と言うから、世界の景気は、アメリカの低所得者の浪費(そもそも破綻するローンは浪費でしょう)で支えられていたということになる。何てこった。
 (上記の話しは、経営分析に詳しい訳ではありませんので、大雑把な話しとして聞いてくださいね)

 サブプライムローンの破綻のニュースに、アメリカの新築住宅の着工件数が激減しているとあった。激減してどのくらいになったのかと思ったら年間ベースに換算すると65万戸だそうだ。

 ここ数年多い年には200万戸の供給があったようだが、ならしても百数十万戸程度のようである。

 ここで住宅産業関係者はピンとこないといけない。日本の新築住宅の着工件数は?

 そう、日本の新築住宅の着工件数は、99年以降では、ほぼ年間120万戸である。昨年は建築基準法改正の影響もあり激減して100万戸程度になった。アメリカの半分から三分の一の人口しかないのに、同じくらいの数の家を建てている国って・・・。

 当然こんなこと長続きするわけない。

 平成12年の基準法改正で構造、雨漏りに対して10年の瑕疵担保保証が法律で決められた。それ以降の住宅を見ると、法改正以前と比べて格段と良くなっている。

 従来から、建て替えは構造的な問題ではなく、間取りや設備の老朽化によるものと言われているが、しっかり建ててあれば、壊すのももったいなくなる。今後、木造住宅の寿命はもっと長くなるだろうし、建て替え予備軍も少なくなってくるのは間違いない。

 実際、このところ胡桃設計でも、ハウスメーカーのリフォーム事例が増えている。ハウスメーカーの家は、企画住宅である分、比較的構造的な問題は少ない。昭和40〜50年代の家でも、筋かい金物なども使用されており、極端な劣化は見あたらない。これまでは、1000万円かけてリフォームなど考えなかった人でも、まだ使える建物を潰してしまうのはもったいないという気持ちも働き、リフォームに踏み切ることが多いのではないだろうか。
 
 ということで、将来新築はどんどん減って、アメリカ並みになれば、せいぜい新築は40万戸くらいで良くなるとも考えられる。その時、設計事務所はどれだけ生き残れるのだろうと思うと、なかなか厳しいものがある。

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如庵

サポーターの木津田です。

先日、設計事務所の仲間と犬山に移設された国宝の茶室如庵の特別公開に行ってきました。
年に春と秋に4日に限って公開されているものです。

元々、織田信長の弟である織田有楽が京都二条につくった茶室ですが、その後横浜に移設された後に、再度現場所に移設されたそうです。

2度の移設にも耐えた茶室ですが、保存状態も良く何度も移設したようには見えませんでした。
茶室の中は天井も低く二畳しかありませんが、畳に座ると落ち着きのある空間になりました。

撮影は禁止ですので如庵の写真はありませんが、見事な庭の写真を何枚か掲載しておきます。

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沖縄の住宅

サポーターの木津田です。

 前回の首里城の際に案内していました沖縄の民家について報告します。


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 昨年新しくオープンした県立博物館に行ってきました。石灰岩を積んだ白い綺麗な外壁で、品の良い建物です(ただ視覚障害者の知人は、まぶしすぎて辛いと言ってました。もう少し古びた感じになればまたよいのかも)。






 博物館の屋外に民家が建てられています。

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 沖縄は今では鉄筋コンクリートの建物ばかりですが、戦前は当然ながら木造でした。建物の周囲に塀を巡らせて、屋根を低くして風を逃す造りです。基本的には開放的なつくりで、台風時には雨戸を閉めてしまい閉じこもるスタイルになります。






 日中の日差しに対しては、部屋の外側に縁側を設けて、さらに屋根が長く延びます。そこは雨端(あまはじ)という空間になります。屋根には柱がついています。沖縄は影に入ると真夏でも涼しいのです。

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 また沖縄ではシロアリの被害なども多く、床下は開放的になっています。そうですね。昔の家はみんなこんな床下でした。床下については見習うところがあると思います。

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 柱は石の上にのっているだけです。台風で建物が動くこともあったそうですが、下手に固定して柱が折れてしまうよりも多少動くくらい方がましということだったそうです。


 
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 私が沖縄に住んでいたころ(10年以上前)には、木造住宅は皆無でしたが、最近木造住宅も見直されてきていると聞きました。






 でもこれだけ開放的な住宅は、現代ではなかなか造れないのでしょうね。博物館でしか見られないのかも知れません。

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首里城

サポーターの木津田です。

 6月の初めに沖縄に行ってきました。今回は、欠陥住宅全国ネットの全国大会が開催されたのですが、沖縄という遠方にもかかわらず100名もの参加がありました(沖縄だから観光を兼ねて家族で参加された方も多かったようです)。
 実は、私は3年半ほど仕事の関係で那覇に住んでいたことがあるのですが、その間、首里城には行ったことがありませんでした。かえって近くだといつもで行けると思って出かけないものですね。


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 今回は一緒に大会に参加したメンバーと首里城へ行ってきました。太平洋戦争の沖縄戦で焼失したのですが、平成4年に再建されましたので、既に16年が経過していますが、非常に綺麗でした。特に室内の塗装は見事でした。

 ここでちょっと格好悪い話しなのですが、建物を見ている間、てっきり大阪城と同じように鉄筋コンクリートで再建されたと思っていたのです。太い柱に見事な塗装が施されているのですが、ひび割れ一つ無く、表面もぴかぴかでした。木造と言えば奈良や京都の古いくすんだ塗装しか知らないので・・・。でも奈良や京都の社寺仏閣もともともはぴかぴかだったようですね。

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 首里城公園内の売店で見つけた「首里城の復元」という本を見て、始めて、全部木造でできていることを知りました。すげっえ!
 再建した際の苦労も大変だったと思いますが、新築したときはどんな様子だったのでしょうね。


 また城壁の石の積み方も独特です。

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 比較的柔らかい石なので、隙間無く、こんな積み方ができるのでしょうね。


 次は、沖縄の伝統工法で建てた庶民の家を紹介したいと思います。


では

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サグラダファミリアの真実

 サポーターの木津田です。

 アントニオ・ガウディという学生の頃から好きな建築家がいる。
 バルセロナにサグラダファミリア教会の他、グエル公園、集合住宅であるカサ・ミラなど、曲線の多い独特の様相をした建築物の設計を行っている。
 中でも、サグラダファミリア教会は、20世紀初頭から未だ建築中という建物である。

 私がガウディを知ったのは、まだ建築学科の大学生の頃である。その独特の建物形状から際物扱いされていたが、私はなぜか非常に惹かれるものを感じていた。その形態が単に、奇抜なものをつくるという目的ではなく、自然の形態を模倣することや、物理的な力の流れを表した形状であることを知ると、単なる奇抜な目立ち屋ではないことが理解できる。

 例えば、サグラダファミリアの柱はまっすぐではない。自然界では、直角に力を伝達するような接点はほぼ存在していない。これらの柱は、樹木の枝のように上部に行くに従い分かれている。

 最近「サグラダファミリアの真実」というDVDがあることを偶然知った。特に大手でもない(ほとんど個人商店のような)Rolling Companyという会社から出版されたものである。

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 個人の趣味が高じてDVDを造ったのかと思いながらも、発売記念特価という文字に誘われて購入してみた。

 しかし、これが実は良くできたDVDであった。

 サグラダファミリアの各面には、キリストの生誕の門、受難の門に沿った彫刻が飾られており、その一体一体についての説明やガウディやその意志を引き継いだ建築主任、彫刻家らの思いが語られている。また建物内の彫刻についても、ガウディが生きていた頃(スペイン市民戦争当時)の世相を反映する彫刻もある。

 私がバルセロナを訪れて、サグラダファミリアにたどり着いたのは1991年と既に17年が過ぎている。その間に建築は進み、当時生誕の門の尖塔4本しか目立たなかったが、現在では中央の大聖堂も完成しつつある。ぜひ、もう一度訪れてみたと感じた。

 また1991年に訪れた時にも感じたが、近年数十年で取り壊される建物が多い中、建設期間だけで何十年もかけているサグラダファミリア教会は、正に生きている建物ではないかとも感じた。ちなみに完成は2256年頃と言われている。

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JAZZの話

サポーターの木津田です。

 5月の講座は既にお知らせしているように、豊中の桜の庄兵衛で公開講座が開かれます。
 講座のあとに JAZZライブも企画されており、実は楽しみにしています。

 もともと音楽は好きで、クラッシック以外であれば、ロックでもポップスでも気に入れば何でも聞くというタイプなんです。そもそも、あまり系統だって音楽を聞いている訳でもなく、iTunesなどで視聴して気に入ったら購入しているという感じです。ですので、私のiPodには宇多田ヒカルも入っているし、いわゆるロックンロールもはいっているという状態です。

 話しをJAZZに戻すと、JAZZの中では、60年代のモダンジャズや女性JAZZボーカルなどが好みなんです。まだiTunesがアメリカにしか無かった頃に視聴してみた際に、あっ!この声良い声だなぁと思って輸入盤のCDを買った(アメリカからはダウンロードできない)のですが、実は超有名な人だったということがありました。それは、誰でしょう・・・

 答えは ノラ・ジョーンズ
http://www.emimusic.jp/norahjones/

 でした。知っている人からすると、「歌はうまいし、声が良いのはあったりまえじゃん」なんでしょうが、そんなに有名な人とは知らずに聞いていました。

 最近では映画に主演したりと、忙しそうですが、あまり枠を広げて才能が枯れてしまわないか心配したりしています。

 ということで、5月のライブも楽しみにしています。

では

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かぶり厚さ

サポーターの木津田です。

 かぶり厚さって知っていますか?

 コンクリートの中の鉄筋とコンクリートの表面までの間隔を言います。
 なぜこれが大切なのか。

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 鉄筋の配筋検査の様子

 鉄筋は、そのまま空中に置いておくと錆びてしまいます。強アルカリのコンクリートで保護することにより鉄筋の錆を防止することができるのです。また鉄筋とコンクリートが一体になって力を発揮するには、一定の付着(鉄筋の回りにコンクリートがあること)が必要です。

 かぶり厚さが少ないと、鉄筋が直ぐ錆びてしまいます。

 多少かぶり厚さが少なくても大丈夫という声も聞きます。
 でも実際にかぶり厚さが少ないと・・・・

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 こんな風に鉄筋が錆びて、コンクリートが剥がれ落ちてしまします。このような現象を「爆裂」と言います。鉄筋は錆びると、体積が大きくなります。コンクリートは引っ張りには弱いので、コンクリートが剥がれ落ちます。

 「爆裂」とはちょっと大げさな表現かもしれませんが、「ちょっとかぶり厚さが小さくても問題ない」という認識は大きな誤りです。


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彦根城

 2008年2月からサポーターとして登録させて頂いた建築士の木津田です。
 昨年まではアドバイザーとして、欠陥住宅の怖さなどの講義を受け持っていましたが、今後は楽しい家づくりの話しもできればと思っています。よろしくお願いします。

 さて、先日古くからの知人と会うことがあり、彦根に行ってきました。せっかく彦根に行ったのだから、築城400年の彦根城を見ないで帰る訳には行きません。それに、話題の「ひこにゃん」も見てみたいし。

 ということで、雪の中、彦根城へ登ってきました。

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 途中の門の柱を見ると、結構継ぎ接ぎになっている!やっぱり400年経つとこれだけ腐ったり、シロアリに食われたりするのだなと思いながら見ていました。そうそう、このところ200年住宅とか世間は言っていますが、柱を部分的に取り替えることまで考えなきゃ、やっぱりだけなんじゃないかな?

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 実は、昔の木造建物では、このように腐ったところを部分的に取り替えることは良く行われているのです。ちょとでも不具合が出たら建て直しという時代から、きちんとメンテナンスして長持ちする家を考える時代になってきていますし、築城400年の知恵を私たちもきちんと継承してゆきたいものです。


 おまけ。当日は雪だったので、ひこにゃんは屋内でパフォーマンスを見せてくれました。

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